木造住宅と火事

冬の時期は乾燥し住宅火災が増えます。

平成28年の火災による総死者数は1452人、そのうち住宅火災は885人に上がります。
また死者を出した住宅火災の中で、最も多い出火原因は「たばこ」でその件数は
全体の16.5%を占めています。

石油ストーブやコンロからの出火も多いですので気をつけたいとこです。
弊社ではオール電化を標準としていますので安心です。


お客様とお話をしていると、住宅のイメージとして強いのは
「木造住宅」と「鉄骨住宅」だそうです。
そのうち、木造住宅は「火事に弱い」「燃えやすい」というイメージを
持たれ、逆に、鉄骨は炎を近づけても燃え上がることがないので、
火事のときも安心と考えている人が多いようです。

しかし、実は木造住宅は火事に強いと言われています。

「木造住宅は燃えやすい」というイメージは根強いものですが、
木造住宅には、火事が起きたときに、燃えて崩れるまでの時間が
かなり長いという特性があります。
同じサイズの木と鉄に、住宅と同じような荷重をかけながら燃やすと、
鉄は5分後には強度が元の半分以下になります。
さらに10分後には元の強度の20%程度になり、
荷重で曲がってしまいます。

しかし、木は10分間燃やし続けても表面が炭化するのみで、
内側までは燃えずに80%程度の高い強度をキープします。
燃えた木の表面が炭化するとそれがバリアのような役目を果たし、
内側の部分に炎によるダメージが到達しにくくなるためです。
この性質のおかげで木は燃えても「一気に強度が下がる」
ということがないため、万が一の火事のときでも、避難のために
十分な時間をかけられます。
崩れ落ちる前に消火ができれば被害も最小限におさえることができます。

さらに、木造住宅は有毒ガスの発生量が比較的少ないです。
火災のときに、家が燃えることによって発生した有毒ガスが原因で、
意識喪失が起きる事故は多いものです。
一酸化炭素のほか、塩化水素やアンモニアといった有毒ガスを吸い込み、
意識を失ってしまうことが、火事の恐ろしさの一つです。
この点、木造住宅は自然素材なので、火災時の有毒ガスの発生を
おさえられます。
もちろん木が燃えることで一酸化炭素や二酸化炭素は発生しますが、
自然の素材である木材は、人工素材に比べると有毒ガスの発生量は
かなり少なく、火事が起きたときの意識喪失を防ぎやすいです。

ただし、注意しておきたいのが、木造住宅がいくら火事に
強いといっても、木材が炭化するほどの火事が起きてしまったら、
そのあと住み続けるのは難しいということです。
木造住宅のメリットはあくまで、火事が起きてから
家の耐久性が落ちて崩れ落ちるまでの時間が長く、
十分な避難時間を稼げるという点です。


また、火事に強い家を建てることに
加えて、火事に遭わないよう、火の取り扱いに十分気をつけることも
もちろん大切です。
最近では火を使わないIH調理器具やオール電化の家も人気です。
そして、家を建てるにあたって地域の人とコミュニケーションを
取ることも、もらい火や放火といったトラブルを
防ぐことにつながります。

木造の家は、火事に遭ったときでも十分な強度を保ってくれるという
大きなメリットがあります。
万が一の火事に備えて、木造住宅を建てるということを私たちは
ご提案しています。

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モデルハウスのご紹介

花粉症対策

今年も花粉の季節がやってきてしまいました。
コロナウイルスが蔓延している中で、咳やくしゃみ
をするのに敏感になっているのではないでしょうか。

当社のお客様にも花粉症でつらい思いをしている方が
少なからずいらっしゃいます。

また、今は花粉症ではない方も、
いつ発症するか分からないという点も心配ですよね。

外出を控える機会が多く長い時間を過ごす我が家。

住宅を建てる際に可能な、少しでも花粉症の症状を
緩和する間取りや仕様の工夫がいくつかございますので
花粉の侵入経路別にご紹介したいと思います。


・花粉の侵入経路1【玄関】
外出時にお洋服についた花粉が玄関から侵入してきます。


<対策>家族で使うミニクローゼットの設置

特にコートやマフラー、帽子など外気に触れているものは
玄関に収納スペースを作り、玄関で着脱するようにすると
寝室やリビングなど室内への花粉の持ち込みを防ぐことができます。


<対策>玄関にもコンセントを

玄関にコンセントを付けておくのも便利です。
衣類に付いてしまった花粉を小型の掃除機で吸い取る、
空気清浄機を設置し、払ってから室内へ入る、など
家電を活用するのも効果的です。


・花粉の侵入経路2【窓】
外を舞っている花粉は窓を開ければ
室内へ侵入してしまいます。


<対策>網戸やカーテンを一工夫

網戸は網目の細かいフィルタータイプに。
カーテンは花粉キャッチ機能のあるものを
取り付けると良いでしょう。


<時間帯にも注意>

地域や天候にもよりますが、
午前10時ころまでは花粉の量が比較的少なく、
11~14時ころと、17~19時ころには増えてきます。

窓を開けて換気をする際は
時間帯も気にしておくと良いでしょう。


・花粉の侵入経路3【洗濯物】
洗濯日和は花粉日和。
気温が高く、晴れている日は花粉もよく飛びます。


<対策>ドライルームを作る

いくら花粉が少ないと言われる時間帯を選んでも、
花粉の時期は外に洗濯物を干せば、花粉は付着してしまいます。

室内に洗濯物を干すスペースやドライルームがあると
外気に触れずに乾かすことが出来るので安心です。


・花粉の侵入経路4【換気扇】
シックハウス症候群などを予防するため、
新築住宅には24時間換気システムの設置が義務付けられています。
空気を入れ替える際、花粉が侵入してしまうことも。


<対策>換気扇の種類に注目

換気システムの中でも
排気と給気の両方を換気扇で行うのが「全熱交換形」タイプ。

外の汚れた空気を新鮮な空気へ変換し、
家の中に取り込みます。
高性能なフィルターが花粉の侵入を防ぎます。

<工夫>エコカラット等の調湿効果のある材料

自然素材を使うことで、ぜんそくの持病がある方が症状が軽くなった等の
報告があがっています。

コストは上がりますが、自然素材を使うことで部屋の中を調湿し、
快適な環境を作ってみる。


長く安心して住み続けるために、
お客様ひとりひとりに合わせたプランをご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください

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