2024年11月23日

『バイオエタノール暖炉』で贅沢なひととき。価格は?燃費は?

バイオエタノール暖炉

肌寒さを感じる季節になると、「今年は暖炉が欲しいな...」なんて考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでご紹介したいのは、バイオエタノール暖炉です。

高級なホテルでよくみかける壁に設置してある暖炉。
バイオエタノール暖炉と呼ばれるもので排ガスがでなく環境によく、かつどこでも設置できます。

弊社のモデルハウスにも設置しましたのでぜひ体験してみてください。

バイオエタノール暖炉の燃料は、薪ではなくバイオエタノールの液体。煙と煤が出ないため、マンションでも設置できます。ただし、「火事にならない?」「ほんとうに暖かいの?」「価格はどのくらい?」なんて気になる点も。これから実例とともに、バイオエタノール暖炉のメリットやコストをご紹介します。

バイオエタノール暖炉とは
その名のとおりバイオエタノール(アルコール)で燃える暖炉のこと。バイオエタノールの原料は、トウモロコシやサトウキビといった植物です。

石油ファンヒーターのように一酸化炭素といった有害物質を発生しません。もちろん正しく使用すれば火事にもなりません。

ただし、二酸化炭素が発生するので1~2時間ごとの換気が必要です。ただし、この二酸化炭素は植物に吸収されます。バイオエタノール暖炉は、とてもエコな暖炉なのです。

バイオエタノール暖炉のメリット

バイオエタノール暖炉のメリットを以下にまとめました。

  • 煙突不要、マンションでも設置できる
  • リノベーションで後付けができる
  • 造作でオリジナルのデザインにできる
  • メンテナンスが簡単
  • 薪暖炉に比べてランニングコストが安い
  • 炎のゆらぎに癒される

バイオエタノール暖炉は、世界中のハイクラスホテルやレストランで使われています。カッシーナでも取り扱いがあるほど、ハイクラスな空間とのマッチングがいい。燃えても煤や煙が出ないため、マンションでも取り付けが可能です。

しかもビルドインタイプのバイオエタノール暖炉なら、マントルピースを好きなデザインで造作できます。リノベーション時に計画すれば、インテリアにぴったりのオリジナルの暖炉をつくることが可能です。

燃料を補給するときは、バーナーのタンクにバイオエタノールを入れるだけ。バーナーの表面に黒ずみが出てきたら、濡れ雑巾でこすったりして落としましょう。薪の暖炉とちがい、基本的には大きなメンテナンスは必要ありません。


バイオエタノール暖炉は本当に暖かい?

「バイオエタノール暖炉ってほんとうに暖かいの?」と聞かれることがあります。

暖かいです。

どのくらい暖かいかというと、薪の暖炉とほとんど変わらないくらいです。
確かに熱出力はバイオエタノール:薪の暖炉=(約)1:2。しかし、薪の暖炉は煙突から半分くらいの熱が逃げてしまいます。実は薪の暖炉は、燃費が悪いんです。

その点、バイオエタノール暖炉は煙突や排気がないため、熱の9割ほどが部屋に留まります。結果、薪の暖炉と変わらないくらいの暖かさになるんです。

バイオエタノール暖炉の価格と燃費

リノベーションでバイオエタノール暖炉を取り入れる際、気になるのが価格とランニングコストですよね。

クラフトでもお勧めしているバイオエタノール暖炉のメーカー「eco smart fire(エコスマートファイヤー)」を例にご紹介します。

バイオエタノール暖炉の価格は?

まず、室内用のバイオエタノール暖炉には置き型タイプとビルドインタイプがあります。

  • 置き型タイプは275,000円(税込)〜

    こちらはコンパクトで場所を取らず、室内だけでなくテラスに置いたりと、いつでもお好みでレイアウトを変えられるというメリットが。
  • ビルドインタイプは165,000円(税込)~

    壁やカウンターに埋め込んだり、マントルピースを造作するなどして設置します。+αでコストはかかりますが、インテリアの主役になるようなモダンな暖炉に。リノベーションの際はビルドインタイプを選ばれる方が多いです。

バイオエタノール暖炉のランニングコストは?

バイオエタノール燃料の値段は変動しますが、10ℓあたり5500円で販売されています(2024年8月現在)。たとえば一時間あたり0,5ℓ消費するタイプだと、20時間分。1時間あたり275円前後のコストがかかります。

バイオエタノール暖炉のランニングコストは、薪の暖炉の1/5〜1/4程度となるため、薪代よりもはるかにお得です。さらに、薪の暖炉だと年間5~80.000円のメンテナンス費用がかかりますが、エコスマートファイヤーは0円。もちろん薪の種類や価格、使用料、暖炉のサイズ、季節などが不確定のため、これらはざっくりとした目安です。

ただし、ストーブやヒーター、エアコンといった家電製品と比べると、ランニングコストは高くなります。バイオエタノール暖炉はそれとは別物で「趣向性が高く、炎をたのしむためのインテリア」だと考えたほうがよいでしょう。

普段はエアコンをメインに使い、友人や家族が集まった時に暖炉を使う...というように使い分ける方が多いようです。一日の使用時間は短いため、想定しているよりもコストは抑えられると思います。


暖炉で贅沢な冬のおうち時間を過ごしてみませんか?

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