2024年10月25日

土間リビングのメリット・デメリットとは

リビング

土間というとどんなイメージをお持ちでしょうか?
昔ながらの日本家屋にある玄関をイメージする方もいらっしゃるでしょう。
しかしここ数年、土間をリビングとする家が注目されています。
土間リビングとはどんなものなのか、メリットデメリットも合わせてご紹介します。

リビングの中に木材などでつくられた床と、タイルやコンクリート、モルタルなどでつくられた土間が用意されています。新しくておしゃれな空間のようで、どこか懐かしい日本家屋を感じさせるつくりです。

☆メリット

一、庭への導線が短くなる
土間リビングからそのままお庭に出られるのも、メリットだと言えるでしょう。ドアや全開できる大きな窓を設置すれば、出入りが簡単になります。
一般的なリビングの場合は、外に出る際は靴を履いて玄関から出ることになりますが、土間リビングであればリビングからも出入りできるのでお庭への導線が短くなります。



一、開放的な空間ができる
間取りによっても異なりますが、土間部分を広くつくることで、より開放的な空間にすることができます。
フローリング部分と土間部分との間に壁がないため、広々感じられるのも魅力です。
また、広めの玄関のような使い方をすることも可能です。大きな窓を設置することで、光がたくさん差し込む風通しの良い空間にできるので、
外で過ごしているような心地よい気持ちになれることでしょう。おしゃれな和モダンの空間にできます。



一、多目的スペースとして使える
土間リビングであれば、自転車やバイクなどを置くスペースとして使うこともできます。
また、テーブルや椅子などを置いてくつろぐことができるほか、トレーニングやガーデニングなどを楽しむ趣味の場所にすることも可能です。
暖炉や薪ストーブなどの暖房設備を取り入れるのも良いでしょう。ペットがいる方は遊び場にもできます。サンルームとして使うのもおすすめです。



一、夏場は涼しい
床部分をコンクリートやタイルにすると、室内が涼しく感じられるのも魅力です。土間部分を広くすればするほど、涼しさが実感できることでしょう。夏のエアコンの節約にもつながります。ペットも快適な空間で過ごせることでしょう。ワンちゃんや猫ちゃんを飼っている方も前向きに検討してみてはいかがでしょうか。


★デメリット

一、段差ができてしまう
リビング全体をフローリングにすれば、段差の心配がありません。しかしながら、土間リビングの場合は、土間部分をフローリング部分よりも低くつくる必要があるため、どうしても段差ができてしまいます。これは、フローリング部分に、土間部分に付着するほこりや泥などが入り込むのを防ぐためです。


一、冬場が冷えやすく寒い
夏場は涼しく感じられる反面、冬は冷えやすい特徴があります。これは、通常の床部分よりも断熱性が低い土間部分から冷たい空気が伝わってくることが理由です。そのため、足元が寒いと感じる方も多いようです。
また、冷えてしまうと温まるまでに熱をたくさん必要とするので、リビング全体が寒く感じられやすいといったデメリットもあります。
そのため、土間部分にもきちんと断熱材を入れるなどの工夫が必要です。


一、ホコリがたまりやすい
外から靴を履いたまま中に入るため、ホコリや汚れが溜まりやすい傾向があります。大きな窓の開閉によりホコリが風によって端の方に溜まりやすいので、こまめな掃除が必要になります。できるだけ掃除を楽にするために、外から中に入る際は靴などに付着した汚れを落としてから入るようにしましょう。


一、部屋の行き来が面倒な場合もある
靴を脱いだり履いたりする頻度が高くなるため、面倒に思う方もいるようです。土間リビングからトイレやキッチンに移動する際も靴を脱ぐことになるので、それをストレスに感じる場合もあります。土間リビングにする方は、間取りや導線を慎重に考えて検討することが必要です。

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